Mt.Fuji Kawaguchiko Music Festival 2010-

梅雨の頃の長期予報では誰もが「今年の夏は冷夏になる」と言ってたはずですよたしか。なんでしょうこの暑さ。河口湖にあるまじき連日の30度越えは、真夏の祭典「富士山河口湖音楽祭」にはちょっとツライです。ステラシアターは半開放劇場で冷房施設ないですからね。
ともあれ14日に開幕。オープニングｺコンサートに出演の団体は
・上野原高校吹奏楽部
・甲斐市立敷島中学校
・富士山河口湖音楽祭2010山梨県中学生特別バンド
開会式には中学校特別バンドの金管メンバーがファンファーレで飾り、花火で華やかに開幕と思ったら「不発」。自分が持ってたトランシーバーがどうにも不調で、直前にテストしてあったにもかかわらず花火師タイミングが伝わりませんでした。残念ですが、最終日の花火に今日の分廻してねとお願いしておきました。

河口湖美術館ロビーで開催されたミニ音楽会。おおぜいのお客さんで用意した椅子が足りなくなるほどでした。

笛奏者オマタタツローさんの演奏とどんぐりの植樹をセットにしたプログラム。オマタタツローさんの多彩な演奏を楽しんだあとはみんなで植樹。最後はなんとみんなで「マイムマイム」を踊るというおまけ付き。盛り上がりました。

すでにすっかりおなじみになった高校トップチーム。富士山河口湖音楽祭ならではの豪華な顔ぶれのコンサートです。昨年までと顔ぶれを変え、片倉高校と春日部共栄高校が初参戦。ステラシアターに新風を巻き起こしました。
習志野高校のパレードには今年も地元高校生が合流。交流が広まったら嬉しいですね。自分も混ざりたい。

片倉高校の馬場先生はとっても気さくでユニークな方でした。こりゃ忘れられません。
習志野高校はさすがのステージパフォーマンス。
春日部共栄はとっても礼儀正しく、きりりとしていました。演奏もきりり。
暑い一日でしたが、各校とも最後まで素晴らしい演奏を披露して、素晴らしいチームワークで風のように撤収していきました（ステージ慣れしてるなぁ・・・。

さぁFWOの出番です。コンクールから日数もなく、もちろん練習回数も少ないのですが、そこはそれ歴戦の勇者たちです。しっかりこの日の夜に照準を合わせて来ています。えらいなぁみんな。
スケジュール的にタイトなこの時期に集まれるってのは本当に「好きモノ」が集まっているんだなあと、その出音からも感じられます。のでとっても嬉しいです。
昨年までの「指揮者アカデミー」から名称を変えて「音楽レシピ」となりましたが、内容はほとんど変わらず。というか、受講者数をこれまでの3名から2名に絞り込んだことで、より突っ込んだマニアックな内容になりました。
結果、とても内容の濃い2時間になりました。これを見に来ないのは結構「損」です（断言）。

恒例になったスーパーキッズオーケストラの河口湖合宿。毎年見てると「大きくなったなぁ」とか、上手くなったなぁとかかなり感じます。今年のSKOは去年までに比べると音に厚みが出てきたように感じました。力強いっつぅのかな。なんかそんな感じでした。

今年の公開リハはレスピーギ「リュートのための古風な舞曲とアリア」。地味めっちゃぁ地味めなので、お客さんは少々不満だったかも。でも前後のリハはハデに鳴らしてたし、外にだだ漏れだからまぁいいですよね。

毎年恒例の交流バーベキュー。いつものようにビンゴもできました。大変だったけどね。19時からホールでは最終日前夜の「フレンドシップコンサート」。
今年も年金バンドがやってきました。シエナの皆さんや池上さんも参戦。

今年の「歌の祭典」には、ビッグゲストが2名。Sop.の田村麻子さんと、なんと森山良子さん。

「フィンランディア」重厚な冒頭部から希望に満ちたクライマックス。佐渡さんの指揮で中学生のサウンドがぐっと大人びたものに変わります。毎年見ていますがほんとにすごい＞佐渡さん

大トリはやっぱり佐渡裕指揮のシエナウインドオーケストラ。今回はローマの祭りや華麗なる舞曲、音楽レシピでも演奏したホルストの「第二組曲」などなど、吹奏楽ファンのツボにすっぽりはまる選曲になってました。客席で聴きたいわい。
おもちゃ箱のなかで森山良子さんが再登場。「家族写真」は会場中が泣かされてました。
アンコールのアフリカンシンフォニーの咆哮は、開け放たれた天井ら夜空に解き放たれて、星条旗のあとの花火はいつもより（かなり）多めに上がってました。

●募集人数：2名（予定）
●受講料：5000円
●課題曲：「ホルスト：吹奏楽のための第二組曲」
●申込締切：6月30日（水）※当日消印有効
●「ご住所、お名前（ふりがな）、電話番号（自宅、携帯電話）、ファックス番号、E-mailアドレス、年齢、指揮歴・所属団体での役割、音楽歴、動機、受講できなかった場合、聴講を希望されますか？ Yes / No 」をご記入の上、メール、ファックスまたは郵便にて、音楽祭事務局「音楽レシピ受講申込係」宛、お申し込み下さい。
※ファックスでお申し込みの方は、確認のため、ご送付後事務局へお電話下さい。※お申し込み多数の場合は抽選とし、結果はお申込みいただいたすべての方に7月中旬までにお知らせいたします。

●総合お問合せ（音楽祭事務局・河口湖ステラシアター内）
富士山河口湖音楽祭2010実行委員会
0555-72-5588
http://www.stellartheater.jp/ongakusai/
〒401-0301 山梨県南都留郡富士河口湖町船津5577
fax: 055-72-5578 mail: stellar@town.fujikawaguchiko.lg.jp

見学も5月29日受付開始。事前申し込みが必要です。こちらは定員1000名に達し次第受付終了となります。
佐渡裕さんの指揮指導、バンド指導、音楽作りをほんとに目の前で見ることが出来る、とても楽しいクリニックです。とてもリラックスした雰囲気のなか、指揮者の役割やバンドの演奏の変化がまさに手に取るようにわかる、そしてなにより、やっぱり佐渡さんの指揮・指導っぷりをほんとに間近に見られる（しかも無料で！）チャンスです。
見学ご希望の場合は、住所、氏名、電話番号、団体名、人数を ご記入の上、音楽祭事務局へFAX(0555-72-5578)、E-mail、ま たはお電話(0555-72-5588)にてお申込下さい。ぜひお気軽にお申込・ご来場ください。

モデルバンドは今年も富士五湖ウインドオーケストラを中心に、山梨県内一般および、大学で吹奏楽団に所属している方を対象に公募となります。こちらは7月2日締め切りです。
音楽祭HP、チラシ等の応募要項をよくごらんいただき、音楽祭事務局（ステラシアター内）にご応募ください。

モデルバンドの練習予定は以下の通り（2010.5.17時点の予定です）

08.11 水	18:00-21:30	河口湖ステラシアター
08.14 土	18:30-21:30	河口湖ステラシアター
08.15 日	16:00-21:30	河口湖ステラシアター
08.18 水	17:00集合 19:30-21:00	集合&セッティング、受講者受付、リハーサル 本番